
もうすぐ師走。
木枯らしも冷たく、朝晩はぐっと冷え込みますね。
これからの季節は、汁物や鍋が、美味しいですね。
郷土料理にも、季節の野菜たっぷりの具だくさん汁物がたくさんあります。
その代表的なものが、すいとん。
小麦粉を練ってだんごや細く切って麺にしたり、ちぎって入れたり、地方によっていろいろな食べ方をしますね。
先日作った郷土料理は、大分のだんご汁です。
私がお手伝いをしている野の葡萄のランチ郷土料理フェアで、これを作りました。
豚汁のように根菜がたっぷり入った味噌仕立てのお汁に、すいとんのだんごを平べったく伸ばしたものを入れて煮込んだお汁です。
味噌仕立てであったまる~~。
具だくさんで野菜もたくさん食べれて、さらに粉ものが入っているので、これひとつでしっかり、一食分になりますね。
すいとんは主に中力粉を使いますが、ちょっと手に入りにくかったりしますね。
でも、中力粉が手に入らなくても、スーパーにいくと“すいとんの粉”というものが売っていたりしますので、これひとつで簡単にできます。
それではレシピです。
■ あったまる~♪大分の郷土料理 だんご汁 ■
<材料>約6人分
A.だんご
中力粉 またはすいとんの粉 200g
水 135cc(目安)
塩 3g
B.汁
だし汁 1000cc
ごぼう 1本
にんじん 1/2本
大根 1/4本
里芋 4個
干ししいたけ 2枚
鶏ムネ肉 300g
味噌 200g強
醤油 少々
かぼす 1個
1.だんごを作る。粉と塩、水を加減しながら加えて混ぜ、捏ねてひっつかないくらいの硬さでまとめ、塗れ布巾をかけて20分ほど休ませる。
2.里芋は皮を向き、一口大に切り、塩を入れた水から別鍋で下茹でする。昆布で出しをひく。
3.にんじん、大根はいちょう切り、ごぼうはささがきに、しいたけは水から戻し、細切りにする。戻し汁もだし汁として使う。
鶏肉は小さめのひとくち大に切る。
3.大なべにだし汁をいれ、野菜を硬い順にごぼう、にんじん、大根、しいたけと加え、鶏肉を加えて煮る。最後に下茹でした里芋をぬめりをとって加える。
4.1を親指大くらいにちぎって丸める。それを手のひらでぺたん押し潰して平たくしたものを3に加え、さらに煮込む。
5.味噌を溶いて加え、醤油で味を調えてできあがり。器に盛って、かぼすの輪切りを添える。
できあがり


味噌仕立てであったまる~~~。
具だくさんでおなかにもたまります。
お好みで柚子胡椒や、七味を加えてもおいしいです。

ちなみに、先日のランチ提供では、25人分くらいを大鍋で作ったので、だんごは別の鍋で茹でました。
熱湯で入れて2~3分で茹で上がります。
このだんご汁のだんご、うちの娘が気に入ってくれて、、、
“お汁いらないからだんごだけちょうだい”って。汁からだんごを拾って食べてました。。。
作るときは多めにつくって2回くらいに分けて食べてもいいです。
冬支度の、日本のごはんですね。
どうぞご家庭でも作ってみてください。


2015/11/27(金) | 和食 | トラックバック(0) | コメント(0)