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パステル・デ・チョクロ~生のとうもろこしの甘さひきたつ、南米チリの料理

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とうもろこし大好き!
今年はいっぱいたべました。
もうそろそろ、旬の時期は過ぎてしまいますが、とうもろこしを使ったラテン料理をご紹介します。

パステル・デ・チョクロ~Pastel de choclo~という南米チリのとうもろこしを使ったグラタンのような料理です。
私も大昔に旅行中に食べて、とーっても美味しかったのだけは記憶していますが、どんな名前だったかその時は覚えてなくて、後から調べて知りました。

ちょっと余計な話かもしれませんが、とうもろこしのことをスペイン語ではマイス“maiz”といったり、choclo“チョクロ”といったりしますが、その違いは何かというと、チョクロというのは生(フレッシュ)のとうもろこしのことのようです。
だから、パステル・デ・チョクロは、生のとうもろこしで作る料理なんですね。

生のとうもろこしの粒を削ぎ落してペーストにするのがちょっと手間ですが、旬の時には絶対に生で!作ってください。
甘さがとっても引き立ちます。砂糖なんていれなくても本当にあまーい、そしてクリーミーです。

この料理はけっこう手がこんでいます。
調理法から簡単に言ってしまえばオーブンで焼くグラタンなのですが、下から牛挽肉。卵&オリーブ、チキン、そしてとうもろこし、と4層になっています。それぞれのパートを作って重ねて焼くので、それが手間ですね。
でも、それを一緒に食べたときの味は、、、なんとも言えず、絶妙はハーモニーなんです♪


チリ料理 パステル・デ・チョクロ ~Pastel de choclo~■

<材料>20cm四方グラタン皿1個分(4人分)

牛挽肉 240 g
鶏ムネ肉 200 g
玉ねぎ(小)  1個
にんにく 1片
とうもろこし(大きめ) 2本
茹で卵 2個
生クリーム 180㏄
レーズン 1/4カップ
オリーブ 8粒
オレガノ 小さじ1/2
クミン 1つまみ
オールスパイス 小さじ1/4
パプリカパウダー 小さじ1
オリーブオイル 大さじ1
バター 大さじ1
塩コショウ 小さじ1/4
コーンスターチ 小さじ2

1.下の挽肉のパートを作る。ここで使うのは、牛挽肉、たまねぎ、にんにくと、スパイスです。
フライパンにオリーブオイルをひいて温め、みじん切りにしたにんにく、玉ねぎ、クミンを炒める、しんなりしてきたら牛挽肉を加えて炒め、色が変わってきたらパプリカ、オレガノ、オールスパイスを加えてさらに炒め、最後に軽く塩こしょうで味を調える。
2.鶏肉はやわらかく茹でるか蒸して、粗熱が取れたら小さく裂いて塩こしょうをしておく。
3.とうもろこしのペーストを作る。とうもろこしは皮を剥いて包丁で実をそぎ、フードプロセッサーで撹拌して細かくする。
4.小鍋にバターをいれて溶かし3と、生クリーム、コーンスターチを入れて焦がさないように煮る。ほどよくとろみがついたら、塩こしょうで味を調える。
5.茹で卵は8等分にスライスし(縦でも横でもOK)、オリーブは半分に切る。
6.グラタン皿に重ねて入れていきます。順番は牛挽肉、茹で卵、チキン、コーンの順番。
一番下に、1の挽肉をしき、その上にスライスした茹で卵、オリーブ、レーズンを並べる。その上に2の鶏肉を広げ、最後に上から4のペーストをかけて平らにならす。
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これは、カフェで作った時の工程の写真です。
こんな風にして重ねていくのですが、これは一人分の器に盛ったので、厚みがなくて、ちょっと淋しいかんじですが。

7.190~200度に熱したオーブンで約15分焼く。表面にこんがりと焼き色がついたらできあがり。


じゃーん!

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料理教室で作った時は、こんな風にお洒落なグラタン皿に作って、みなさんで取り分けました。
厚みがあって、中がちょっと見えませんが。。。


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カフェで1人分ずつ出し時はこんなふうにしました。
とうもろこしの葉っぱをしいてあるところがお洒落でしょ


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マダムの料理教室で作ったときは、こんな風にして大皿にもりました。
これで4人分。なかなかボリューム感あります。

先程も書いたけど、この料理の美味しいところは、とうもろこしの甘さをひきたたせる、しょっぱいオリーブや肉、そしてレーズンの甘さが、いろんな味が混ざって絶妙なハーモニーになっているところ。
手間がかかるけど、その分、美味しい!


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こちらはカフェのサイドメニュー。キヌアをドレッシングに使ったキャロットラペ、ラタトゥイユ、
ビタミンカラーが鮮やかです。

とうもろこし、地元のものが食べられるのはあと少しです。もうそろそろ終わりかな?
茹でとうもろこしに飽きたら、こちらもぜひ。体験してみていただきたいです。




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2014/08/04(月) | ラテン飯 | トラックバック(0) | コメント(0)

ボリビアから

マタニティ日記 34周と3日。

ボリビアから帰国したまさが、なんだかいろいろ持ち帰ってきた。

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かわいい!!

ボリビアの赤ちゃん用セーター、毛糸の帽子、手袋。
リャマの模様が、アンデスだな~
下の三つは、ラパスに住む彼の留学時代のステイ先の家族から頂いたものだって。ヨダレかけや肌着まで。

bebeちゃんには、既にいろんなラテンのグッズが揃えられている。
ファーストシューズはグアテマラ製。
親バカだなぁ~~
ワタシには、チューニョ(アンデス地方で食べられている乾燥ジャガイモ)くらいしかお土産ないのにさっ。



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2010/02/18(木) | マタニティライフ | トラックバック(0) | コメント(2)

ペルー料理を超えた? 荒井商店

行ってきました!

新橋にあるペルー料理 荒井商店

新橋 荒井商店 ペルー料理 南米創作料理

今じゃあ早くに予約しないとなかなか行けない人気店。今日は、ばっちり!予約して行きましたナイス

今日は横浜を代表する女性サルサDJ、ラテン音楽ショップのあの人とまさと私という、サルサな仲間。なんだか懐かしくて話も盛り上がったなあ~おんぷ

新橋 荒井商店 ペルー料理 南米創作料理

ラテンな仲間ですから、集合時間もラテン。ニャンω
まずは、メンバーがそろうまで、とりあえず一杯アップロードファイル
私はやっぱりペルーのビールといえば、クリスタル。
ペルーのアサヒ的存在?ドライなところが好き。
これに、つまみはユカ(キャッサバ芋)のフリット。ビールのつまみには最高~!
揚げたてはホクホクで、塩加減もばっちり。GOOD


メンバーそろったところでいよいよスタート。

新橋 荒井商店 ペルー料理 南米創作料理

待ってました!
Cebiche de Pescado  セビチェ・デ・ペスカド
南米各国で食べられているシーフード(一般には)のマリネ風。
Que Rico!!
過去に南米でこんなにきれいで美味しいセビチェ食べたことない!



新橋 荒井商店 ペルー料理 南米創作料理

続いて、Crema de Rocotoo クレマ・デ・ロコト
ロコトは、南米のアンデスの山間部で作られている唐辛子の一種で、ペルーやボリビアではよく食べられている。
クリームにロコトと、ピーナッツなどが入っているんだって。
見た目はパパ・ア・ラ・ワンカイーナに似てるけど、こっちのほうがクリーミーで、且つピリリと刺激的!



新橋 荒井商店 ペルー料理 南米創作料理

そしてこれが、Lomo Saltado ロモ・サルタード
荒井商店ではぜひ食べたい一品。
豪快な大きさの肉と野菜。なのにぜーんぶいい食感のままうまく火が通ってて、さらに味もバツグン。
みんなして汁をごはんにかけて、きれーいに完食。



新橋 荒井商店 ペルー料理 南米創作料理

Aji de Gallina アヒ・デ・ガジーナ
一見カレー?
味はクリーミーで、でもアヒが入っているので、ピリっとする。
ごはんにかけていただきました。


最後にデザートもいっちゃいました。

新橋 荒井商店 ペルー料理 南米創作料理

Picarones ピカロン
ペルーの子供達にも大人気のおやつ。ドーナツみたいな感じ?
トッピングされているのは桜のアイスクリーム。熱々のピカロンに溶けたアイスクリームをからめて食べるとめちゃくちゃ美味しい!
生地にサツマイモやカボチャが練りこんであるというのだけど
食べるとほんとにサツマイモとカボチャの甘さを感じるハート。ドーナツほど重たくなくて、食後にもいけちゃう。


どれも味はもちろんのこと、目からも食欲をそそられる、五感で満足する荒井商店のペルー料理。
っていうか、もはやペルー料理ではないね。

正確には、“創作南米料理”というみたいだけど、TAKAさんのもともとのフレンチの技術と南米への愛がコラボレーションした、究極の創作料理、ですね。

Gracias!
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2009/04/21(火) | 気になるあの店 | トラックバック(0) | コメント(0)

セビチェと芦田農園バーニャカウダ

前回の日記の続きです。

日曜は芦田農園からいただいた新鮮野菜バーニャカウダと、
荒井商店直伝(は、ウソ)のセビッチェ。

セビッチェとバーニャカウダ

ラッキーにも鯛がとても安く手に入ったので、今日はセビチェ!って決めてたんだ。

セビチェ・デ・ペスカド 春野菜編 ■
鯛 
新玉ねぎ
<ソース>
コリアンダー 適量
レモン 大2
アヒ・アマリージョ 大1
塩 少々
にんにく お好みで少々 (すりおろし)
<つけあわせ>
新じゃがいも
ラディッシュ
ルッコラ
レタス

1.鯛は食べやすい大きさに切って塩をふっておく
2.玉ねぎはスライスして水にさらす
3.ソースの材料をボウルに合わせ、コリアンダーをちぎって入れる。
4.魚と玉ねぎを和える。
5.皿に付け合せの野菜セビチェを盛ってできあがり。

※私はアンデスフードのアヒ・アマリージョを使っている。これがパンチが効いてていいのよーOK



続いて、バーニャカウダ
芦田農園からいただいてきた新鮮野菜たち、これはさっそく生で食べなくては!

セビッチェとバーニャカウダ

■採れたて野菜バーニャカウダ
ブロッコリー(の側枝部分)
ラディッシュ
ミニ大根
ルッコラ
セロリ、きゅうりは、買った野菜なんだけど。

バーニャソースは、実は作り方よく知らなかったので、
ネットで調べたレシピを適当にアレンジして作ってみた。

1.にんにくを牛乳で茹でて、柔らかくなったらつぶす
2.潰したにんにくとアンチョビとオリーブオイルをフライパンで熱し、焦がさないようにかき混ぜながら熱す。にんにくを茹でたときの牛乳を少しずつ加え、クリーム状にする。
 (水分が飛んだら、時々適当に水を足してもおっけー。)
3.器に盛って、熱いうちに野菜につけていただきます。


もう一品いっちゃうか。

セビッチェとバーニャカウダ

■ホタルイカと新じゃがのガーリックソテー■
1.フライパンに多めのオリーブオイルを熱し、ガーリックを加えて香りを出す。
2.ホタルイカと固めに茹でた新じゃがいもを加えて炒める。
3.白ワインを少々加えて、蓋をしてちょっとだけ蒸す。
4.蓋をとって、水分を飛ばし、塩コショウをして味を調える。
 皿に盛ったら、お好みでレモンを絞っていただきます音譜


今日は、春の食材がたーくさん登場した食卓でした。

セビチェはやっぱりビール!欲を言うなら、ペルービールのクリスタルだけど、
バーニャカウダとホタルイカは白ワインもいいよねえ。

って、最近我が家で流行っているチリワイン、ネブリナのシャルドネをいってみた。


うーん、シャルドネだと、ちょっと水っぽい感じ?
やっぱり、カベルネには美味しさは負けるなあ。


しかし。
“これが夕飯?”と夫に言われた。

確かに。。。ごはんっていうよりも、酒飲みのつまみばっかじゃん汗 笑
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2009/04/17(金) | ラテン飯 | トラックバック(0) | コメント(4)

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