記憶の新しいうちに。。。
久々にサルサに関する日記です。
ハバナ・ラカタンを観に行ってきました。
HAVANA RAKATANとは、キューバを舞台にしたキューバのバレエダンサーによるショーです。
実は、もともとは行くつもりなどなかったのだけれど、ひょんなきっかけから、
知人の知人からチケットをお譲りいただくという幸運に恵まれたのでした。
先週末、知り合いからその話を聞いたとき、4ヶ月の娘がいるワタシはまず無理だなーって思って断ろうとしたのだけど、
“あ。待てよ。”友達のKちゃんがすっごく行きたがっていたのを思い出し、“そのチケット友達にあげてもいい?”ということで、頂くように話を進めてもらった。
ワタシがKちゃんと“夫婦で行ってきなよ”と電話でその話をしていたのを聞いてたうちのダンナさん、“なつ行ってきたら?”と。
“え!?”今なんて言った??あまりに急な発言に驚いてしまった。
けど、そんな風に言ってくれるなら、別に子育ての息抜きをしたい~!、とまでは思っていなかったけど、
せっかくだから、“ご褒美

”なんちゃって、行ってこようかしら??
と、言うわけで、Kちゃんとワタシ、それぞれ子供をダンナさんに預けて行ってきました。
と、前置きがとても長くなってしまいましたが。
ハバナ・ラカタン、すっごいショーでした。

初めから最後まで、飽きることなくステージに釘付け

何がすごいって、いろいろすごいと思ったんだけど、
まず、ダンサーのカラダの美しさ。
バレエダンサーというだけあって、みんな無駄な肉が一切なくてカラダの線がすっごくきれい。
筋肉質なのに、でも動きはとーってもしなやか。どんなに激しく踊っても飛び跳ねても、床を打つ音が全然聞こえないほど柔らかい。
そして、動く動く!胸の筋肉。肩甲骨、なんであんなに動くのーーー!? って感じ。
まさに、体で表現する芸術です。
アフロ系キューバ人のカラダの美しさと、超自然体でリズムと一体化する感覚は、ありゃあ“血”だよね。
日本人が真似しようとしてできるもんじゃない。
あまりに別格なので、あのカラダとダンスを目指そう!なーんて気持ちには、全くならないです、はい。
前半は、ショーの中で進んでいくシーンが、キューバの歴史を物語っている。
歌以外は全くセリフはないのだけれど、それでもストーリーはだいたいわかった。
スペインとアフリカの対立、支配、そして融合。深紅のフラメンコダンサーと土色の奴隷のシーンは印象的。
キューバの庶民の生活の中に息づくダンス。
ファッションも、体の線がぴったりと出る服で、女性は女らしく、男性は男っぽいっていうのが、キューバらしい。前半最後のマニセーロ(ピーナッツ売り?)がマーニーマーニーって言ってたのも、これまた貧しくても明るいキューバ人の生活を思わせた。
後半は、よりショーの要素が強い。
マンボ、チャチャチャ、力強いルンバ。
そして最後はとても華やかなサルサ。それもバレエダンサーによる、サルサ。
どの踊りを見ても、美しくて圧倒されちゃう。さすがはプロだな~って。
しかも、ダンサーもみんながみんな、マンボでもルンバでも、ソンでもモダンでも、全ての踊りを見事に踊る。バレエを基本として、美しく。
これがもし全部バレエだったら、ワタシだったら正直飽きちゃうかもしれないけど、2時間たっぷり、サルサの一派?(このへんよくわかんないんですけど…)となるいろーーーんなダンスを見せてくれる。だから全く飽きることなく、ずーっとステージから目が離せない。
ああ、キューバ。やっぱり行きたいなあ。
ワタシも過去に数々の中南米諸国を訪れたけど、実はキューバ(とブラジルも)は行っていない。
なんだかんだと行く機会を失って今になってしまった。
でも今からでも行ける?今度行くなら、親子3人で行きたいね~

久々に身震いするほどすごいもの観た。とってもおもしろいショーでした。
とは言っても、いつもどこか頭の片隅で娘のことが気になって仕方がなかったのだけど。
休憩時間に電話したら、ギャン泣きしてたって

おとうちゃんがミルクあげても、泣いてパニクってなかなか飲まず、たいへんだったみたい。

ごめんね。。。
でも今日は素晴らしいショーは観れたし、有楽町フォーラムのカフェでちょこっとお茶なんかしちゃって、とても贅沢な息抜きをさせてもらいました。
チケットをお譲りくださった方、そしてワタシがいない間、娘を見ていてくれたダンナさんに、感謝感謝です。

